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ガンボジア情報.com番外編(獄中日記)9日目

9日目

 

6時起床
昨日やっちまった足が痛い
見るとパンパンに腫れ上がっていた。
アナイと電話がつながり喜んだのもつかの間、

 


以前、成功者が言っていた。


人生、良いことと悪いことはポストカードの表と裏だと、
良いことばかり続かないし悪いことばかりも続かない。


良いことが起きたら次は悪いこと、
悪いことが起きたら次は良いことのように出来事が起きると.

 

確かにそうだ!

 

7時点呼

8時に外へ出れる。

 

今日はマウと一緒にプサーへ買い出しに行く。

 

痛い足を引きずりながらGさんとOさんとプサーへ

プサーの食材売場の方へ入ったのは初めてだった。

 

蛇の寝床のようにとても狭く人でごった返している。

 

そこで、肉やら野菜を買って荷物をマウに渡して私は矢沢さんに会うために隣りの氷売場の方へ行った。

 

昨日の彼女に電話がつながったこと、
その後、階段を踏み外したこと始終を話した。

 

いつものように飲み物を買ってパゴダへ行こうとなったが私は足が痛いのと
食事の準備があるから1人部屋に戻った。

 

帰る途中、会う奴みんなどうした?

と、聞いてくる。

 

私は言葉がわからないので、苦笑いを浮かべながらゼスチャーでグキッ!
と、やって見せた。

 

部屋に戻った私は早速食事の準備を始めた。


助手にリーが付いて食材を洗ったり鍋を用意したりしてくれる。

 

リー、彼は40前後で、細くてちっこい。おじさん面をしている。
罪名は強姦!

 

親戚の女の子を襲ってしまったらしい
懲役5年!


ちなみにこの部屋のリーダーの罪名は人殺し、懲役5年!

 

何とこの国では人殺しをしても5年で出れるのだ、、、

何て人の命が軽く扱われるのかわからない!

 

私は10年以上!(弁護士の話しでは)

ありえない!

 

人を殺して5年とは本当に人の命が軽く見られている。

 

クメールルージュ、ポルポトの時代にあれだけ大量虐殺した歴史があるのに
何故もっと人の命を重んじないのだろう?

 

この国が経済成長著しい時代にあって
法がきちんと機能していない。


人の命の大切さや尊重!

 

本当にこの国が豊かになるためには
そんな道徳心みたいな根底から見直さないといけない気がした。

 

プサーでは昼、夜の2食分をまとめて買って来る。

 

今日の献立は昼が豚肉と野菜炒め物とチキンスープ。


夜は目玉焼きとエビチリ、昼の残りのスープ。

 

冷蔵庫がないために保存が大変だ、
それゆえに保存がきく食材選びだったり、献立を考えなくてはなので頭を使う。

 

食事の準備が終わる頃、外からsusumu面会だと、呼ばれる。

ロイヤーと言う、


弁護士がまた来てくれたのだと思い支度して外へ出た。

 

捻挫した足が痛い。
私が居るDブロックから面会エリアまでは端から端で距離にして300メートルぐらいある。

 

そこを足を引きずり歩いてようやく弁護士と会う特別室に行こうとしたら
担当メイがこっちじゃない向こうだと
ガラス越しで会える普通の面会室を案内された。

 

そこには先日来てくれたあさひ法律事務所の日本人弁護士さんとガンボジア人スタッフの女性が座っていた。

 

彼は早々に私の日本の家族に連絡を取ってくれたことを報告に来てくれた。

 

彼は言う福井さんのご家族に電話で話しました。


妹さんの旦那さんと言う方が出てことの成り行きを話してお金が必要だと話すとうちは経済的に厳しいので資金援助はできないと言われて断られたと言われたと、、、

 

これによって私どもも今回の事件に関してのご依頼はお引き受けいたしかねます。

と、きっぱり言われた。

 

私がそうですかと言う間もなく、
ですので今回の話しはなかったこととさせつもらいます。

 

それではと席を絶った!

 

私はありがとうございます。
お世話になりました。

と、頭を下げて見送り痛い足を引きずり来た道をトボトボと戻った。

 

帰る途中、頭の中で日本の家族には見放されてしまった。

 

仕方ないか、今まで好き勝手やって来たのだから今更、助けては都合が良すぎると思った。

 

ずしんと肩が重たくなり痛めた足が余計に痛く感じた。

 

部屋に戻ったらGさん達もパゴダから戻り一服していた。

 

弁護士との始終を話してみんなで食事をした。

 

Oさんも美味しいと食べてくれた。
Oさんは体も大きいとあって年の割には大食漢で飯を2杯必ず食べる。

 

飯を食べ終わりみんなタバコを吸う
今居る部屋は前のA棟よりは断然広いがやはりみんながいっぺんにタバコを吸うと煙くて仕方ない。

 

ただ、Gさん側は各自扇風機を付けているので、さほどではない。

 

Gさんから何とか早く裁判所へ払うお金を工面しないとだよね、他に当てはあるの?と聞かれた。

 

全くないわけではないですが、
連絡が取れるかどうかってところですと答えた。

 

その後、昼寝タイムだが全然眠れなかった。

 

頭の中で色々考えてしまいお金が用意できなかったら10年以上確定!

 

そうなったらどうしよう、
何の案も浮かばずただ、どうしよう
の言葉しか浮かばない。

 

少しウトウトとした時、
痛っ!
隣りの奴に足を蹴飛ばされた。


隣りの奴が寝返った時に私の足にぶつかったのだ、、

 

私が寝るのを止めたのは言うまでもない。

 

昼寝タイムが終わり2時から夕食の準備!

 

GさんはiPodでいつもの将棋をやっている。

Oさんは胡座をかき背筋をピーんと伸ばし何やら独り言を呟いている。

 

食事が終わり寝るまでの長い憂鬱な時間が始まった。

 

私は1階の自分の場所に戻りもんもんとしながら足の痛みを気にしながら
時間が過ぎ、消灯時間になった。


おやすみなさい愛する人
今日も1日全てに感謝!
ありがとう


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