カンボジア情報.com番外編(獄中日記)20日目 2/27
20日目
6時起床
リーとダルマとOさんとモーニングコーヒータイム！
今日で20日が過ぎた。
未だに裁判所からは呼び出しが来ない
カンボジアのショートタイムって？
全てがゆっくりな国だから仕方ないが
いつまで待てば良いのだろう！
私達はいつここから出れるのだろう！
先が見えないことがこんなにも不安になるとは知らなかった。
確かにポジティブを保とうと思ってももしかしてとかまさかとかマイナスを考えてしまう今日この頃だ！
パゴダへ行く時によく見かける
盲目のお年寄りがいる。
杖をついていつも誰かが連れ添って歩いてる。
Gさんに聞いたのだが、彼は人を何人も銃で殺し最後に自分の頭を撃って自害しようとしたら弾がそれて両目を貫通して失目、無期懲役だとか！
いつ出れるか先が見えない上に目まで見えなくなってしまった彼は毎日何を考え何を想い生きているんだろうか？
それに比べれば私はまだましなのかと
慰めになるようなならないような。
人は人、他人のことより今は自分のことしか考えられないのが現実だ！
点呼が終わり時間が来てプサーへ
矢沢さんが見当たらない。
ん？ どうしたんだろう私達が行くのが遅かったせいか？会えなかった。
今日はメンチャイの所へ行くことになっていたはず。
仕方なく部屋に戻るとチョコサー！
誰か面会に来てくれた。
まだ痛い足を引きずりながら向かった
腫れは全部引けたものの左足こぶしと小指の間の側面が歩く度に痛む。
面会は姉ちゃんとトゥイだった。
Dも来てお互いの近況を話した。
アナイと最近電話がつながらない
とても心配だと話した。
そしたら姉ちゃんが彼女はまた発作が起きたと言う。
外の病院に行き治療してもらったから
今は問題ないと言う。
可哀想に1人で不安で寂しく、先が見えない状況にまた心が病んでしまったに違いない！
収容されて20日、私がマイナスになったように、彼女も同じ時期に同じ感情にかられていたのだと思い、
痛いほど彼女の気持ちがわかった。
でも何もしてあげられないこの状況が歯がゆくて仕方なかった！
姉ちゃんは言う、でもそのお陰で仕事をしなくて済んだと、
そう女刑務所は裁縫とかの仕事があって、この中の囚人達の服を作ったりしているらしい。
とにかく一刻も早くここから出なけば！
それには早く裁判所からお呼びがかかり無罪を訴えなければ！
そして、裁判所へ払う裏金を作らなければと思った。
この前、矢沢さんに提案されたfacebookで援助金を募る案、
原文はできていた。
それを矢沢さんに渡して日本に居る仲間にUPしてもらい、矢沢さんがシェアして拡散すると言うことになっていた。
それをやろう！
どんな手を使っても資金を集めて早く彼女達を助けなくてはと思った。
姉ちゃん達は私の好きなクメール料理と果物、それにお金を差入れてくれた。
昼は自分のサロン、夜はレストランバーで働いて私達をフォローしてくれてる。
本当に申し訳ない、
心から感謝します。
部屋に戻りプノンペンにいる仲間に電話をした。
各部屋には公衆電話が設置されていて
3$でプリペイドカードを買って約5分ぐらいかけられる。
超高い通話料、これも刑務所のシノギになる。
仲間に私が仲介した某日本企業とカンボジアの日系企業のビジネスがどうなっているか経過を担当者に聞いて欲しいとメールで頼んであった件の確認のためだった。
彼は日本企業の担当者とは連絡が取れたと言うことだった。
良かった！
ただまだカンボジアの日系企業と本契約を結んだ訳ではないが、うまくビジネスが進めば福井さんにもコミッションを払うと言ったそうだ。
助かった！
これで資金ができるかもしれない。
ただいつになるかわからない。
直ぐにはあてにできない。
やはり矢沢さんみたくfacebookでまずは資金を募るしか手がない。
何としても彼女達をここから出さないといけない！
部屋に戻りGさんに始終を話して矢沢さんに渡す原文を読んでもらって、
意見を聞いた。
Gさんはいいんじゃない多分と、、、
所詮他人ごとだからね、
そんな答えしか返って来ない。
その後Gさんと話した。
Gさんは50過ぎて金を持ってなかったら何にもできないよ！
この年になって金に綺麗も汚いもない、
とにかく現ナマ持たなきゃと言う！
なんだかそうかもしれないと思ってしまう自分がいた。
頑張ってもあと10年、
コツコツやってもいくら稼げるか？
本当にヤバイ山を当てるか闇の組織に
手を染めるかしかないよな！
マジで考えてしまった！
これはまじだった！
ふとこれぞプリズンマジックと名付けた。
20日も刑務所の中にいると、
自分は本当の犯罪者の気分になってくるのか？
前にGさんが言ってた懲役病なのか？
わからないが、冷静な判断ができなくなってくる。
ヤバイ、ヤバイ、
話しは凄く変わるけど、
周りはカンボジア人だらけで、
それって？と思うことが多々ある。
それをこれからブログにUPして行きたい。
題して！
そこが変だよカンボジア人！
Why Camdodian Peopleである。
A棟の時は感じなかったが、
ここD棟に来てとても不思議な光景に遭遇！
結構な人数が夜になるとシャワーを浴びた後に顔にお白粉を塗る。
美白効果があるクリームだそうだが、
そんなの塗っても白くなりませんから〜！ 地黒切り！
私の彼女も夜になると全身に美白クリームを塗っていたが、
とにかくカンボジア人は白い肌に憧れている。
まさか男まで？と思った。
しかもあのコックのマウまで塗ってたから大笑いした。
彼の写真をお見せ出来ないのが本当に残念だが、4次元レベルで感じとって欲しい。
マウは40過ぎのカンボジア人、にしては頭の毛が前からとてっぺんが薄い田舎のオッサン顔、中肉中背で、いつも外の売店にいるから地黒に加えて日焼けで真っ黒、それが夜お白粉を塗って現れるからまるで化粧を間違えたオカマちゃんて感じ！
ネグリジェでも着せたらヤバイ感じのオカマバーに居るダミ声のオカマにそっくり！
なぜ塗る？
元々の色素が褐色なのに、、
なぜ塗る？
男なんだから色黒の方が
ワイルドだぜぇ〜
なぜ塗る？
高い金を出して！
そのクリームはプサーで売っていて
小さい容器で30000R、ってことは
約800円以上する。
そこが変だよカンボジア人でした。
いずれ写真を盗み撮りしてUPしたいと思います。
と言うことで今日も終わる！
おやすみなさい愛する人達
今日も1日全てに感謝！
ありがとう
明日はアナイに電話がつながりますように！
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