カンボジア情報.com番外編(獄中日記)98日目
5月16日 98日目
連休明け、プサーへその後Dに会いにA棟へ、少し話して部屋に戻ると
Gさんまだ帰れず、矢沢さんB棟へ移れず！ 何だかなぁ～の1日の始まり
何となく今後のことを色々考えてしまった
私は早くここから出れたとしてどうするかと言うことだ
以前、矢沢さんに借りた本、
カンボジアで会いたい人100人と言う題名の本だ、100人のカンボジアに関わる人達がインタビュー形式でカンボジアに来たきっかけ、何をしてきて今何をしているか、そして読者にカンボジアでのアドバイスを語っている
その内の3分の1は知ってる、会ったことがある人ばかりだった。
100人いれば100様あって様々だが
みんな苦い経験や苦労を重ねてカンボジアと関わっていることがわかる
私のようにカンボジアの刑務所に入った経験の人はいないが、みなさんそれなりに大変な思いをして生きている
今後、私がカンボジアとどう関わって行くかを考えさせられる本だ
娑婆に居る時はそんな本があることすら知らなかった。
これもタイミングなんだろうな
全てに感謝！
今のまま終わったら私はただの犯罪者のレッテルのまま終わってしまう
ここを出た後は、何を成すかが重要なんだと言うことを教えられているような気がした。
夜はネットがサクサクに繋がった。
どうやらmodemを置く位置に問題があったみたいだ
昨夜、wongがあっちこっち場所を変えて電波を受信するとこを見つけたみたいだ
wongお疲れ様、ありがとう
これで外部とも連絡が取れる
必要なアプリをダウンロードして
LINEで日本の仲間と妹に連絡をした
日本の仲間から今回の事件の主謀者が執行猶予がついて娑婆に居ると言う
私は愕然とした！
私達はいつ出れるかわからずにしかもお金もなくひもじい生活を強いられているのに、、、、
何てことだと思ったら腹が立って仕方がなかった
あり得ないと思いそのことを愚痴まがいにGさんにも話したが、未だに気持ちの整理がつかなかった。
とんだとばっちりだった
時間が経つにつれて少し冷静さを取り戻して、現実を受け止めなくてはと思い、必ず助かると自分を信じた
話は変わり
矢沢さんはメンチャイに頼んだけど
メンチャイの力を持ってしてもやはり
覚せい剤の囚人はB棟へは移れないと言うことだった
矢沢さんと今後のことを話し合った
矢沢さんがここへ残ること、食事のこと、iPod & modemのこと、お金のこと、双方が協力し合うと言うことで
お互いが良い方向へ進むことを感じた
人の短所を見ればキリがないから
その人の長所だけ見ることを考えてお付き合いして行こうと思う今日この頃だった！
おやすみなさい愛する人達
今日も1日全てに感謝！
ありがとう
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